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山の裾野のコンパクトな街、四條畷

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1.四條畷は、コンパクトシティ

 

 利用頻度の高い公共施設をできるだけ街の心部に集中させ、住宅はその周辺に密集させる、その外の自然空間を保全するというのが、コンパクトシティです。

 コンパクトシティの狙いは、公共施設の利便性を高めるとともに、自然空間をできるだけ保全することにあります。

 四條畷の西部は、JR四條畷駅とJR忍ケ丘駅が市の端にあり、日常的に使う公共施設が町の中心に集中していますが、中心部と外周部の住宅との距離が短く、住宅外縁部に生駒山や深北緑地といった自然空間が保全されているという点で、コンパクトシティです。

 南中をなくすと、163号線以南の人の生活の利便性が失われ、コンパクトでなくなります。南小をなくすと、保育所の多い地域から小学校がなくなり、子育て世代にとっての地域の魅力は半減します。

 

2.四條畷を歩くのが楽しい街にしませんか

 

 四條畷市西部地区の居住性をアップしようとすれば、四條畷神社、首塚、歴史民俗博物館、御机神社周辺の歩道、権現川ハイキングコース、井森城址跡への遊歩道を、歩いて楽しめるものにすることが必要でしょう。無秩序な宅地化から農地を守るのも、コンパクトシティの重要な要素です。

 なお、西部地区の、緑の空間(街区公園、生産緑地)が少なすぎるのでこれを増やす必要もあります。

 

3.住宅・文化都市として持続可能性を秘めた四條畷市

 西部地区の子育て世代の分布を見ると、163号線以南の西部地区旧市街地で子どもが減少し、163号線以北で子育て世代が増えています。

 しかし、163号線以南の西部地区旧市街地でも新築戸建住宅があちこちに見られ、世代交代も起こっています。地域内で世代の代替わりが見られることは、地域文化の発展の可能性、安定したコミュニティの存在を示しています。

 一方、東部地区は、子育て世代が戸建で、親と同居している家族が多く、年月をかけて開発区域を広げているので、多様な世代が住んでおり安定した街として発展する要素を持っています。15分で四條畷駅にでる直通のコミュニティバスが増えれば、豊かな自然の中で子育てでき、大阪市内への通勤と奈良への通勤共に便利な街となります。

 四條畷を、使い捨ての街でなく代替わりでき、歴史を蓄積できる街となるようみんなで考えましょう。

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